シロクローバーの栽培Q&A・解説
シロクローバーはマメ科に分類される緑肥作物です。このページでは、シロクローバーに関する全8問を、正解と解説つきの一問一答で整理しています。緑肥・被覆作物など、栽培の現場や検定対策で役立つ知識を、読み物として確認できます。
Q1.シロクローバー(シロツメクサ)の植物分類として正しいものはどれか?
- イネ科の一年草で直立して育つ作物
- マメ科の多年草で匍匐して広がる作物
- アブラナ科の越年草でロゼットを作る作物
- タデ科の一年草で生育が極めて速い作物
解説シロクローバー(シロツメクサ)はマメ科の多年草で、匍匐茎(ストロン)を伸ばして地表を這うように広がります。
Q2.シロクローバーの生育の特徴として正しいものはどれか?
- 草丈が低く、踏圧に比較的強い
- 草丈が2m以上に直立し倒れやすい
- 一年で必ず枯死し再生しない
- つる性で他の植物に巻きついて伸びる
解説シロクローバーは草丈が低く匍匐性で、踏圧(踏みつけ)に比較的強いため、通路や果樹園の地表被覆に向いています。
Q3.シロクローバーの花の特徴として正しいものはどれか?
- 深紅の細長い円錐花序をつける
- 黄色い十字花を房状につける
- 白い球状の花を地際から立ち上げてつける
- 青色のラッパ状の花を一輪ずつつける
解説シロクローバーは白い球状の花を咲かせます。この花は四つ葉探しでも親しまれ、ミツバチの蜜源にもなります。
Q4.シロクローバーが土壌に窒素を供給できる理由はどれか?
- 根に共生する根粒菌が大気中の窒素を固定するため
- 葉から窒素酸化物を直接吸収して蓄えるため
- 下層土の硝酸を吸い上げて表層に集めるため
- 茎の表面の細菌が雨水の窒素を取り込むため
解説マメ科であるシロクローバーは、根に共生する根粒菌が大気中の窒素を固定し、土壌の窒素を高める働きをします。
Q5.シロクローバーを果樹園の草生栽培に用いる主な目的はどれか?
- 果実の糖度を直接2倍に高めるため
- 地表被覆による雑草抑制・土壌侵食防止と窒素補給のため
- 土壌を強アルカリ化して病原菌を殺すため
- 地温を真夏でも常時10℃以下に下げるため
解説果樹園の草生栽培では、地表被覆による雑草抑制・土壌侵食防止、有機物補給、マメ科ならではの窒素補給などが目的となります。
Q6.多年草であるシロクローバーの被覆作物としての利点はどれか?
- 毎年播き直さなくても長期間にわたり地表を覆える
- 一度刈ると二度と再生せず管理が完全に不要になる
- 冬の低温で必ず枯れ春に種から生え替わる
- つる性のため棚を設けないと被覆できない
解説シロクローバーは多年草で再生力があり、匍匐茎で広がるため、毎年播き直さなくても長期間にわたり地表被覆を維持できます。
Q7.シロクローバーをリビングマルチ(生きた被覆)として使う際の考え方として正しいものはどれか?
- 草丈が高く主作物を覆い隠すほど効果が高い
- 主作物と過度に競合しないよう管理することが大切
- 主作物の株元に密生させ日光を完全に遮るとよい
- 主作物の根に巻きついて固定させると倒伏を防げる
解説リビングマルチでは、被覆効果を活かしつつ主作物と水分・養分・光を過度に奪い合わないよう、草丈や繁茂を管理することが重要です。
Q8.マメ科であるシロクローバーを漉き込んだ際の分解の特徴はどれか?
- C/N比が高く分解が遅いため数年残留する
- 全く分解されず後作の養分にならない
- C/N比が低めで分解が速く窒素が比較的早く供給される
- 分解時にメタンガスのみを発生させ土壌を固める
解説マメ科緑肥はC/N比が低め(窒素が多い)で分解が速く、漉き込み後に比較的早く窒素が無機化して後作へ供給されます。