サトイモの栽培Q&A・解説
サトイモはサトイモ科に分類される野菜です。このページでは、サトイモに関する全12問を、正解と解説つきの一問一答で整理しています。土壌・施肥管理・播種・育苗・整枝・仕立て・かん水・養水分管理・収穫・品質管理など、栽培の現場や検定対策で役立つ知識を、読み物として確認できます。
土壌・施肥管理
Q1.サトイモの栽培に適した土壌として正しいのはどれですか。
- 有機物に富み、保水性のある土
- 乾ききった砂ばかりの土
- 石が多く固く締まった土
- 養分のまったくない土
解説サトイモは乾燥に弱いため、有機物に富み保水性のある土壌が適します。一方で過度の停滞水は嫌うため、適度な水はけも必要です。
播種・育苗
Q2.サトイモの一般的な植え付け方法はどれですか。
- 種芋を植え付ける
- つる苗を挿す
- 種を直まきする
- 球根を水に浮かべる
解説サトイモは種芋を植え付けて育てます。芽の向きをそろえて植え、生育とともに土寄せして子芋・孫芋を肥大させます。
整枝・仕立て
Q3.サトイモで「土寄せ」を行う主な目的はどれですか。
- 子芋・孫芋の肥大を促し、品質を高める
- 葉をすべて落として根を太らせる
- 花を咲かせて種をとる
- つるを支柱に誘引する
解説サトイモは株元の地下茎が肥大して子芋・孫芋ができます。土寄せで株元に土を盛ることで、いもの肥大を促し、緑化や乾燥を防ぎます。
かん水・養水分管理
Q4.サトイモ栽培でかん水や敷きわらが重視される理由はどれですか。
- 乾燥を防いで土壌の水分を保つため
- 土を乾かして根を締めるため
- 雑草の種を発芽させるため
- 地温を下げて開花を止めるため
解説サトイモは乾燥に弱いため、夏の高温乾燥期にかん水や敷きわらで土壌水分を保つことが、いもの肥大と品質の確保に重要です。
収穫・品質管理
Q5.サトイモの収穫時期として適切なのはどれですか。
- 気温が下がる秋、霜が降りる前に掘り上げる
- 梅雨入り前の初夏に掘り上げる
- 真冬に土が凍ってから掘り上げる
- 花が咲いた直後に掘り上げる
解説サトイモは秋に葉が枯れ始める頃に収穫します。寒さに弱いため、霜が降りる前に掘り上げ、貯蔵する場合は凍らせないよう管理します。
温度・環境管理
Q6.サトイモの生育に適した環境として正しいのはどれですか。
- 高温多湿を好み、乾燥に弱い
- 冷涼乾燥を好み、湿気に弱い
- 霜に強く真冬によく育つ
- 日照が全くない環境を好む
解説サトイモは高温多湿を好み、乾燥に弱い作物です。夏の乾燥は生育やいもの肥大を妨げるため、かん水や敷きわらで乾燥を防ぎます。
Q7.サトイモの日当たりに関する説明として正しいのはどれですか。
- 比較的耐陰性があり、半日陰でも育つ
- 日陰では一切育たない
- 直射日光がないと発芽しない
- 夜間の照明がないと育たない
解説サトイモは比較的耐陰性があり、半日陰でも栽培できます。ただし十分な水分と地力があるほうが、いもの肥大はよくなります。
食品・栄養特性
Q8.サトイモを扱うと手がかゆくなることがある、えぐみのもとになる成分はどれですか。
- シュウ酸カルシウムの結晶
- 辛味成分のカプサイシン
- 甘味成分のショ糖
- うま味成分のグルタミン酸
解説サトイモのえぐみや、皮をむくときのかゆみは、針状のシュウ酸カルシウムの結晶によるものです。加熱や塩もみなどで扱いやすくなります。
Q9.サトイモで、いも以外に食用とされる部分はどれですか。
- 葉柄(ずいき・いもがら)
- 花の花びら
- 根の先端のひげ根
- 種子のから
解説サトイモは葉柄(ずいき)も食用になり、生のものや乾燥させた「いもがら」として煮物などに使われます。アク抜きをして利用します。
後作・輪作適性
Q10.サトイモで連作を避けることが勧められる主な理由はどれですか。
- 連作で生育不良や病害が出やすくなるため
- 連作でいもが甘くなりすぎるため
- 連作で土壌pHが急に上がるため
- 連作で芽が出なくなるため
解説サトイモは連作すると生育不良や病害が出やすくなります。数年あけて輪作することで、安定した生育と品質が得られます。
加工・利用方法
Q11.サトイモの貯蔵で注意することとして正しいのはどれですか。
- 寒さに弱いので凍らせないように保存する
- 氷点下で凍らせると長持ちする
- 水につけたまま保存するとよい
- 直射日光に当て続けて乾かす
解説サトイモは低温・凍結に弱く、寒さで傷みます。土中で保存したり、凍らない涼しい場所に置いたりして、低温障害を防ぎます。
植物生理・基礎
Q12.サトイモの分類・食用部分として正しいのはどれですか。
- サトイモ科で、親芋・子芋(地下の茎)を食べる
- イネ科で、子実を製粉して食べる
- マメ科で、莢の豆を食べる
- ウリ科で、つるの果実を食べる
解説サトイモはサトイモ科の作物で、地下にできる親芋・子芋・孫芋(肥大した地下茎)を食用にします。葉柄(ずいき)も食べられます。