クリムソンクローバーの栽培Q&A・解説
クリムソンクローバーはマメ科に分類される緑肥作物です。このページでは、クリムソンクローバーに関する全8問を、正解と解説つきの一問一答で整理しています。緑肥・被覆作物など、栽培の現場や検定対策で役立つ知識を、読み物として確認できます。
Q1.クリムソンクローバーの植物分類として正しいものはどれか?
- イネ科の一年草で夏に旺盛に生育する作物
- マメ科の越年草で秋播きで越冬する作物
- アブラナ科の越年草でくん蒸効果をもつ作物
- キク科の多年草で地下茎で広がる作物
解説クリムソンクローバーはマメ科の越年草で、秋に播いて越冬し、春に生育する緑肥・景観作物です。
Q2.クリムソンクローバーの花の特徴として正しいものはどれか?
- 細長い円錐状の深紅(クリムソン)の花穂をつける
- 黄色い菜の花状の十字花を多数つける
- 白く小さな球状の花を地際に咲かせる
- 青紫色の星形の花を一輪ずつ咲かせる
解説クリムソンクローバーは細長い円錐状の深紅の花穂が特徴で、「ストロベリーキャンドル」とも呼ばれ景観作物としても人気です。
Q3.クリムソンクローバーが土壌に窒素を供給できる理由はどれか?
- 葉が大気中の窒素ガスを光合成で直接固定するため
- 根が下層の硝酸を吸い上げ表層に集めるため
- 根に共生する根粒菌が大気中の窒素を固定するため
- 茎の表面の細菌が雨水の窒素を取り込むため
解説マメ科であるクリムソンクローバーは、根に共生する根粒菌が大気中の窒素を固定します。漉き込むことで後作への窒素供給源になります。
Q4.クリムソンクローバーを越冬利用する場合の一般的な播種時期はどれか?
- 9〜10月ごろの秋播き
- 1〜2月ごろの厳寒期播き
- 5〜6月ごろの初夏播き
- 7〜8月ごろの盛夏播き
解説越冬利用では秋(9〜10月ごろ)に播きます。秋に発芽・定着して越冬し、春に旺盛に生育して開花します。
Q5.クリムソンクローバーを緑肥として漉き込む適期として一般的なのはどれか?
- 発芽直後の幼苗の時期
- 春の開花期ごろの繁茂した時期
- 種子が完熟して茶色く乾いた時期
- 真冬の生育が停止した時期
解説繁茂し茎葉が柔らかい開花期ごろが漉き込み適期です。養分含量が高く分解が速いため後作への養分供給が効率的です。
Q6.クリムソンクローバーが緑肥のほかに活用される用途はどれか?
- 強い精油を抽出する香料原料としての用途
- 繊維をとって織物に加工する用途
- 休耕地や畦畔を彩る景観作物としての用途
- 種子を主食用穀物として収穫する用途
解説鮮やかな深紅の花穂が美しいため、休耕地や畦畔、観光用の景観作物としても活用されます。緑肥と景観を兼ねられる点が利点です。
Q7.クリムソンクローバーを被覆作物として用いる主な効果はどれか?
- 地表被覆による雑草抑制と土壌侵食の防止
- 果実の糖度を直接高める養分の供給
- 土壌pHを酸性側へ大きく下げる作用
- 地温を真夏でも10℃以下に保つ冷却作用
解説被覆作物として地表を覆うことで、雑草の発生抑制や雨滴による土壌侵食の防止、有機物の補給などの効果が得られます。
Q8.マメ科であるクリムソンクローバーを漉き込んだ際の分解の特徴はどれか?
- C/N比が高く分解が遅いため強い窒素飢餓を招く
- 全く分解されずそのまま長期間残留する
- 分解時に悪臭のメタンガスだけを発生させる
- C/N比が低めで分解が速く窒素が比較的早く供給される
解説マメ科緑肥はC/N比が低め(窒素が多い)で分解が速く、漉き込み後に比較的早く窒素が無機化して後作に供給されます。