パクチーの栽培Q&A・解説
パクチーはセリ科に分類される野菜です。このページでは、パクチーに関する全10問を、正解と解説つきの一問一答で整理しています。播種・育苗・害虫対策・収穫・品質管理・温度・環境管理・食品・栄養特性など、栽培の現場や検定対策で役立つ知識を、読み物として確認できます。
播種・育苗
Q1.パクチーが直まきで育てられることが多い理由はどれですか。
- 直根性で移植(植え替え)を嫌うため
- 種子ができず苗からしか育たないため
- つるを長く伸ばして広がるため
- 球根を作ってそこから増えるため
解説パクチーは直根性で根を傷つけられるのを嫌うため、移植より直まきが向きます。移植する場合は根鉢を崩さないようにします。
Q2.パクチーの種子の扱いで発芽を揃えやすくする工夫はどれですか。
- 球状の種子を軽く割って一晩吸水させてから播く
- 種子を加熱して乾かしてから播く
- 種子を凍らせて休眠させてから播く
- 種子を油で揚げてやわらかくして播く
解説パクチーの種子は2つの分果が合わさった球状で、軽くつぶして割り、吸水させてから播くと発芽が揃いやすくなります。
Q3.パクチーの発芽適温の目安として適切なのはどれですか。
- 20℃前後
- 0℃前後
- 40℃以上
- 種類により発芽に温度は無関係
解説パクチーの発芽適温は20℃前後の比較的穏やかな温度帯です。高温期は発芽やその後の生育が不安定になりやすいため、冷涼な時期が向きます。
害虫対策
Q4.パクチーの新芽や葉につきやすい害虫はどれですか。
- アブラムシ類
- モグラ
- ミミズ
- カブトムシ
解説アブラムシ類は新芽や葉裏について汁を吸い、生育を弱らせます。香りの強いパクチーでも発生するため、早期発見が大切です。
収穫・品質管理
Q5.葉を利用するパクチーの収穫方法として適切なのはどれですか。
- 若く柔らかい葉を必要分だけ摘み取る
- 完全に枯れてから収穫する
- 根だけを掘って利用する
- 花が終わってから葉を収穫する
解説葉を利用する場合は、若く柔らかいうちに必要分を摘み取ります。とう立ち前のほうが葉がやわらかく、香りもよく楽しめます。
温度・環境管理
Q6.パクチーがとう立ち(抽苔)しやすくなる条件はどれですか。
- 高温・長日になる初夏以降
- 冷涼で日が短い時期
- 発芽直後の低温
- 曇天が続くとき
解説パクチーは高温・長日でとう立ちしやすく、葉の収穫期間が短くなります。葉を長く収穫するには冷涼な春先や秋まきが向きます。
Q7.パクチーの栽培適期として向いているのはどれですか。
- 冷涼な春まき・秋まき
- 真夏の高温期のみ
- 厳寒の真冬のみ
- 時期は生育にまったく影響しない
解説パクチーは冷涼な気候を好むため、春まきや秋まきが向いています。盛夏はとう立ちしやすく、葉の収穫期間が短くなります。
食品・栄養特性
Q8.パクチーの葉と種子(コリアンダーシード)の香りの違いとして正しいのはどれですか。
- 葉と種子で香りが異なり、種子は柑橘のような香り
- 葉と種子はまったく同じ香りで区別できない
- 種子にはまったく香りがなく無臭である
- 葉は無臭で完熟した種子だけが香る
解説パクチーは葉と種子で香りが大きく異なります。葉は独特の強い香り、完熟種子(コリアンダーシード)は柑橘を思わせる香りで、スパイスとして使われます。
Q9.パクチーの利用について正しいのはどれですか。
- 葉は薬味や香りづけに、完熟種子はスパイスに使う
- 食用としてはまったく利用されていない
- 種子だけを食べて葉は利用しない
- 根を主食の穀物として大量に食べる
解説パクチーは葉を薬味や香りづけに、完熟種子(コリアンダーシード)をスパイスとして使うなど、部位によって幅広く利用されます。
植物生理・基礎
Q10.パクチーの植物分類と別名の組み合わせとして正しいのはどれですか。
- セリ科で、コリアンダー・香菜とも呼ばれる
- ナス科で、青じそとも呼ばれる
- アブラナ科で、からし菜とも呼ばれる
- シソ科で、バジルとも呼ばれる
解説パクチーはセリ科の一年草で、英名コリアンダー、中国語で香菜(シャンツァイ)とも呼ばれます。独特の香りがあり世界各地の料理に使われます。