カリフラワーの栽培Q&A・解説
カリフラワーはアブラナ科に分類される野菜です。このページでは、カリフラワーに関する全20問を、正解と解説つきの一問一答で整理しています。土壌・施肥管理・播種・育苗・整枝・仕立て・病害対策・害虫対策など、栽培の現場や検定対策で役立つ知識を、読み物として確認できます。
土壌・施肥管理
Q1.アブラナ科のカリフラワーで、酸性土壌を避け石灰で調整する主な理由はどれですか。
- 根こぶ病を抑えるため
- 花蕾を黄色くするため
- 葉だけを茂らせるため
- とう立ちを促すため
解説アブラナ科の根こぶ病は酸性土壌で発生しやすいため、石灰で適正なpHに調整します。あわせて連作を避けることで被害を抑えられます。
Q2.カリフラワーで花蕾の褐変などを防ぐために不足させたくない微量要素はどれですか。
- ホウ素やモリブデン
- 塩素やナトリウム
- カフェインやタンニン
- アルコールや酢酸
解説カリフラワーはホウ素が欠乏すると花蕾や茎が褐変し、モリブデンが欠乏すると葉が変形すること(むち葉)があります。微量要素を含めた土壌管理が大切です。
Q3.カリフラワーの施肥の考え方として正しいのはどれですか。
- 生育が旺盛で肥料を多く必要とする
- 肥料はいっさい必要としない作物である
- 窒素を切らすほど花蕾が大きくなる
- 収穫後にだけ肥料を施せばよい
解説カリフラワーは生育が旺盛で大きな株と花蕾をつくるため、肥料を多く必要とします。元肥と適期の追肥で生育を充実させます。
播種・育苗
Q4.カリフラワーの栽培の進め方として一般的なのはどれですか。
- 苗を育ててから定植し、適期に栽培する
- 球根を植えて育てる
- つるを挿し木して育てる
- 種をまかず根を植える
解説カリフラワーは苗を育ててから定植するのが一般的です。花蕾形成には適温が必要なため、地域に合った品種と作期の選択が重要です。
Q5.カリフラワーの苗の定植で注意すべき点はどれですか。
- 老化した苗を避けて適期に定植する
- 苗は古ければ古いほどよく育つ
- 根を切り落としてから植えるとよい
- 葉をすべて落としてから植える
解説老化した苗を植えると、ボトニングなど花蕾の異常が出やすくなります。適齢の健全な苗を適期に定植することが良品生産の基本です。
整枝・仕立て
Q6.白いカリフラワーで、花蕾を白く保つために行う管理はどれですか。
- 外葉で花蕾を覆って日光を遮る
- 強い直射日光に長く当てる
- 花蕾に水を張って沈める
- 花蕾を土に埋める
解説白いカリフラワーは日光に当たると黄ばんだり紫がかったりします。花蕾が見え始めたら外葉を折ったり結んだりして覆い、遮光して白さを保ちます。
Q7.カリフラワーの花蕾を大きく育てるために大切なことはどれですか。
- じょうぶな葉を十分に確保して光合成させる
- 葉を早めにすべて取り除いてしまう
- 花蕾に直射日光をずっと当て続ける
- 水をいっさい与えずに乾かして育てる
解説花蕾は葉の光合成でつくられた養分で大きくなります。じょうぶな葉を十分に確保することが、よく締まった大きな花蕾につながります。
病害対策
Q8.カリフラワーなどアブラナ科で高温多湿のときに軟化・腐敗する病害はどれですか。
- 軟腐病
- うどんこ病
- つる割病
- そうか病
解説軟腐病は細菌による病害で、高温多湿の条件で花蕾や株が軟らかく腐敗し悪臭を放ちます。排水改善や傷をつけない管理、連作回避が予防になります。
Q9.カリフラワーなどアブラナ科で、葉のふちからV字に枯れ込む細菌病はどれですか。
- 黒腐病
- うどんこ病
- 縮葉病
- そうか病
解説黒腐病は細菌による病害で、葉のふちからV字形に黄〜褐色に枯れ込み、葉脈が黒くなります。種子伝染もするため健全種子の使用や輪作が重要です。
害虫対策
Q10.カリフラワーの葉や花蕾を食害する代表的な害虫はどれですか。
- アオムシやコナガ、ヨトウムシなど
- アメンボやミズスマシ
- ミツバチやテントウムシ
- カブトムシやクワガタ
解説カリフラワーはアブラナ科のため、アオムシやコナガ、ヨトウムシなどに食害されます。花蕾に潜むと除きにくいため、防虫ネットや早期防除が有効です。
Q11.カリフラワーの葉や花蕾を夜に食害する害虫はどれですか。
- 夜に活動するヨトウムシ
- 花の蜜を集めるミツバチ
- 水面を泳ぐアメンボの仲間
- 土を豊かにするミミズ
解説ヨトウムシは夜間に葉や花蕾を食害し、昼は隠れています。花蕾に潜むと除きにくいため、若齢のうちの早期防除や防虫ネットが有効です。
収穫・品質管理
Q12.カリフラワーの収穫適期の目安として正しいのはどれですか。
- 花蕾が締まって適度な大きさになり、開く前
- 花が咲いて黄色くなってから
- 花蕾が崩れてばらけてから
- 葉が枯れ落ちてから
解説花蕾が締まって適度な大きさに育ち、つぼみが開く前が収穫適期です。とり遅れると花蕾がばらけたり花が咲いたりして品質が落ちます。
Q13.カリフラワーの収穫が遅れたときに起こる問題はどれですか。
- 花蕾がばらけて品質が落ちる
- 花蕾が地中にもぐってしまう
- 花蕾が緑色から白色に戻る
- 葉だけが甘く変化する
解説収穫が遅れると花蕾のつぼみが開き始めてばらけ、表面が粗くなって品質が低下します。締まっているうちに早めに収穫します。
温度・環境管理
Q14.カリフラワーの生育適性として正しいのはどれですか。
- 冷涼を好み、高温では花蕾の品質が低下しやすい
- 高温で乾燥した気候を最も好む
- 霜に強く真冬に最もよく生育する
- 日照のまったくない環境を好む
解説カリフラワーは冷涼な気候を好み、秋作が中心です。高温では花蕾が小さくまとまらない、葉が混じるなど品質が低下しやすくなります。
Q15.カリフラワーが高温などで小さな花蕾しかできない状態を何といいますか。
- 小さな花蕾しかできないボトニング
- 根が太って甘くなる現象
- 葉だけが異常に茂る現象
- 花蕾が地中にできる現象
解説ボトニングは高温や苗の老化などにより、株が十分育つ前に小さな花蕾ができてしまう現象です。適期作付けと健全な苗づくりで防ぎます。
食品・栄養特性
Q16.カリフラワーの栄養・品種に関する説明として正しいのはどれですか。
- ビタミンCを含み、オレンジや紫などの品種もある
- 栄養がまったくなく色も白だけしかない
- 糖質が主成分で主食として食べられる
- 油脂を多く含む種実の仲間である
解説カリフラワーはビタミンCなどを含みます。白色のほか、オレンジ・紫色や、らせん状のロマネスコなどカラフルな品種もあります。
Q17.カリフラワーの仲間で、らせん状の花蕾をもつ品種はどれですか。
- らせん状の花蕾のロマネスコ
- 米の品種のコシヒカリ
- ブドウの品種のデラウェア
- リンゴの品種のふじ
解説ロマネスコはカリフラワーの仲間で、円すい状にらせんを描く花蕾が特徴です(コシヒカリは米、デラウェアはブドウ、ふじはリンゴの品種)。
後作・輪作適性
Q18.カリフラワーで連作を避けたい組み合わせはどれですか。
- キャベツやブロッコリーなど同じアブラナ科との連続
- イネ科やマメ科の作物との組み合わせ
- ナス科の作物を前作にすること
- ウリ科の作物を前作にすること
解説カリフラワーをキャベツ・ブロッコリーなど同じアブラナ科のあとに続けると、根こぶ病などが増えやすくなります。異なる科との輪作が有効です。
植物生理・基礎
Q19.カリフラワーの主に食用とする部分はどれですか。
- つぼみが密集して肥大した花蕾(からい)
- 地下にできるりん茎の部分
- 肥大して太った根の部分
- つるにできる実(果実)の部分
解説カリフラワーはアブラナ科の野菜で、多数のつぼみが密集して肥大した花蕾(からい)を食用にします。ブロッコリーと同じ仲間です。
Q20.カリフラワーとブロッコリーの関係・違いとして正しいのはどれですか。
- 同じ仲間で、ブロッコリーは緑色で側花蕾もできる
- まったく別の科に属する無関係な野菜
- カリフラワーはマメ科で豆を食べる
- ブロッコリーは根を食べる根菜である
解説カリフラワーとブロッコリーは同じ種に由来する近縁の野菜です。ブロッコリーは緑色で頂部のあとに側花蕾も収穫できますが、カリフラワーは主に頂部の白い花蕾を収穫します。